2025年度版中小企業白書・小規模企業白書を概観しました。
2025年版では、中小企業が成長を遂げるための「経営者の経営力」に焦点を当て、その重要性を個人特性、戦略策定、組織人材の3つ観点で分析しています。その上で、売上規模ごとの『成長の壁』と、それを打破するための突破策(補完型人材の登用、職務権限の分散、経営人材・DX人材の確保、M&A・イノベ・海外展開)を段階的に示しています。
加えて、円安・物価高+金利上昇が続く前提の下、コストカットには限界があるとして、「価格設定・価格転嫁+投資(設備・DX)で生産性と付加価値を上げる」経営へ舵を切ることの重要性が強調されております。
また、地域に根ざした事業を行う小規模事業者においては、地域の社会課題解決事業を担うビジネスの推進も期待され、差別化による独自の強み創出と経営計画→振り返り→改善のサイクルを通じた『経営の自走化』を目指すことの重要性が示されていました。